アメリカでの出産ばなし(私の場合)
2007年 10月 01日
中には「私も只今妊娠中です」という方も数名いらっしゃったので、今回はお産の話題を・・・。
私がアメリカで子供を産んだのはこれが二度目。
前回と同じ病院、同じ医師だったこともあり、大体の勝手が解っていたので終始リラックスムードでした。
ただ、前回と違った点は夫のみならず2歳の息子も立ち合わせたこと。
先輩ママ数人から「お産に子供を立ち合わせて良かった」という話を聞いていて、「うちも是非」と思い医師に可能かどうか確認したところ、あっさりOK。
(アメリカは人種の坩堝。お産のスタイルも国によって様々で病院側もそれに対応する準備が出来ていることもあってか、大抵の要望は柔軟に受け入れて貰えます。)
私が苦しむ姿を見て怖がらないか、騒がないかどうか正直不安な点もありましたが、これが以外なことに私の方が息子に支えられる結果に・・・。
陣痛の合間はおどけて笑わせてくれたので随分気が紛れましたし、痛みに苦しんでいる間も「だいじょうぶ?だいじょうぶ?」と隣で励まされ、かなり勇気付けられました。
さて、こちらのお産で特筆すべき点は、先程も少し触れましたが選択肢がとにかく幅広いところ。
それだけに初診の際の問診表や入院の際に聞かれる質問の量も半端ではありません。
例えば、日本の産院では(一人目は6ヶ月まで日本の産院で受診していました)初診の際に医師より「結婚・・・されてますよね」としか聞かれなかったところが、こちらでは初診の問診表で「結婚している・シングルマザー・離婚調停もしくは別居中」いずれかに○を付ける・・・といった具合。
入院の際は、信仰している宗教、生まれる子が男の子の場合割礼はするか否か、ベジタリアンか、無痛分娩か自然分娩か、母子同室は希望するか、母乳かミルクか・・・など。
入院中の食事も、メインは肉料理、魚料理、はたまたインドのマサラカレー(試しに頼んでみたところ、豆しか入っていなかった)など、こちらも選択式。
とにかく「ここはいろんな人がいるのが当たり前の国」であることを実感する日々。
「異国でのお産なんてさぞかし大変でしょう」とよく言われるのですが、好奇心旺盛な私にとってはなかなか面白い体験でした。
*写真は、私の入院していた病室のすぐ傍で素敵な演奏を奏でてくれていたハープ奏者。
「アメリカの医療現場では音楽療法が積極的に取り入れられている」と話には聞いていましたが、こんなところで遭遇出来るとは!
優しい音色に母子共々癒されました。
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by mikity1017
| 2007-10-01 16:46
| 7ch *motherhood