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by mikity1017
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芸者カップの謎が解明!!

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先日ご紹介した謎の芸者カップ
どうしてもこのカップの出所が気になって仕方がなくなり、調べてみることにしました。
ここからは『探偵ナイトスクープ』級?の展開になりますよ〜♪


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まず、手掛かりはひとつ。
ソーサーの裏印。
でも、これは何と読むのだろう・・・?
(謎 その1)

印のことなら、はんこ屋さんに聞いてみよう!!
ということで、はんこ屋さんのブログ『三代目はんこ屋の印鑑事情』の塩澤さんに伺う事に。
(このブログには印鑑にまつわる様々な豆知識が満載!毎回「なるほど」の連続です)


そして、その日のうちにお返事を頂くことが出来ました。
塩澤さんによると、

>左から「谷九」と書いてあって読みは右から「九谷」と読みます。

とのこと。流石はんこ屋さん!

そうだったのか〜!
このカップ&ソーサーは九谷焼だったんだ!!

でも、裏印といえばてっきり作者か窯元の名前ばかりだと思っていた私。
確かに九谷焼ということは解ったけれど、九谷焼といっても色んな窯元があるし・・・。
一体どこの窯元なのだろう・・・?(謎 その2)

ということで調査を続行。
すると、とある窯元のホームページに辿り着きました。

それがこちら→九谷陶粋窯

なんでも、創業当初から輸出向けの九谷焼を製造していたとのこと。
アンティークカップのコーナーを覗いてみると、私が持っている物とよく似た形のカップを発見!
早速写真と共にメールを送ってみると、このようなお返事を頂きました。


>この度は、お問合せ頂きありがとうございます。
>送っていただいたお写真の商品は、昭和20年〜30年頃、
>当方でよく製造していたデザインです。
>今はもう、作られなくなって、30年〜40年近く経ちます。
>素地も当時のもので、現在は、製造されておりません。

>当時、この商品は、薄い素地の商品でしたので、
>egg - shell カップソーサーと呼んでおりました。
>現在は、やっていた職人もほとんど亡くなっております。
>当方も、たくさん製造しておりましたが、ほとんど残っておりません。
>懐かしい商品です。
(中略)

こうして漸く芸者カップの生まれた窯元に辿り着くことが出来たのです。

九谷陶酔窯さんによると、海外で九谷焼を受け入れてもらう為には欧州の伝統芸術に対抗出来るだけの「高い技術」が求められ、当時は「貿易用カップ専門の絵描き職人」がいたのだとか。
(より詳しい説明は九谷陶粋窯さんのホームページをご覧下さい)



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そして今、アメリカのアンティークカップ名鑑に名立たる欧州の名門カップ達と共に、こうして九谷焼のカップが名を連ねているのです。

この地で、日本の伝統工芸の素晴らしさに改めて気付かされました。

そしてネット上とはいえ、今回は人との出会いの中で謎が見事に解明されてちょっぴり感動☆
ご協力下さった塩澤さん、お返事を下さった九谷陶粋さん、どうも有り難うございました!
このカップはうちの家宝に致します。



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さてさて、残る謎はこのカップの底に施された透かし芸者さんの正体。
どうやら日本髪を結った女性の写真から転写したもののようなのですが、
図録を見ていると、カップによって芸者さんの顔が違うのです。
モデルを探し当てるのは・・・
ちょっと難しいな・・・。


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by mikity1017 | 2006-07-15 12:59 | 12ch*antique/vintage